アイスランド旅行 2013年8月31日~2013年9月8日
   オーロラ、氷河湖、滝、温泉、ホエールウォッチング…
  ドライブ2,650㎞<日産デュアリス>
   ※途中で行先を何度も変更したため、下のルートになりましたが、道路舗装も進んでおり、結果的には1周すべきでした。

①8/31
関空11:45発
 (タイ航空)
バンコク15:35着
<バンコク>
ワットアルン、サイアム

<ドライブルート>東部の道路状況が良くないと思っていたので、結局、北部も南部もそれぞれ往復しました。 (実際、今は問題ありません。)
②9/1
バンコク1:20発
 (タイ航空)
コペンハーゲン7:40着
コペンハーゲン14:00発
 (アイスランド航空)
ケフラヴィーク15:10着
<コペンハーゲン>
人魚姫の像、ニューハウン、ストロイエ

コウパボルグ泊 BB44ゲストハウス
③9/2 アークレイリ泊 グラビラン・ゲストハウス
④9/3 フーサヴィーク泊 フーサヴィーク ケープホテル
⑤9/4 レイキャビク泊 ホテル・スンナ
⑥9/5
(新月) レイキャビク泊 ホテル・スンナ
⑦9/6 ケフラヴィーク泊 アイスランダーホテル
⑧9/7 ケフラヴィーク7:45発
 (アイスランド航空)
コペンハーゲン12:45着
コペンハーゲン14:25発
 (タイ航空)
⑨9/8 バンコク6:00着
バンコク8:30発
 (タイ航空)
関空16:00着

バンコク:ワット・アルン

コペンハーゲン:ニューハウン

コペンハーゲン:人魚姫の像

コペンハーゲン:アマリエンボー宮殿

コペンハーゲン:ニューハウン

コペンハーゲン:ストロイエ「タイガー」

コペンハーゲン:アマリエンボー宮殿

コペンハーゲン:アマリエンボー宮殿
 北部アイスランド:フーサヴィーク近郊

レンタカー「日産デュアリス」

フロインフォッサル
 
フロインフォッサル

国道1号線(北部)

アークレイリ

クヴェールフィヤットル
 
クヴェールフィヤットル

グリョゥタギャウ
 フーサヴィーク(ザトウクジラ)

フーサヴィーク(ザトウクジラ)

フーサヴィーク

フーサヴィーク

フーサヴィーク

フーサヴィーク

オーロラ(フーサヴィーク)

 オーロラ(フーサヴィーク)
 フーサヴィークよりグリーンランド海方向
 
   

グリョゥタギャウ

ナゥマフィヤットル
 
ナゥマフィヤットル
 
ミーヴァトン湖

ゴーザフォス

デティフォス
 
デティフォス
 
デティフォス

デティフォス

セルフォス
 
デティフォス
 
アークレイリ
 南部アイスランド:スカフタフェトル付近

セリャランスフォス

セリャランスフォス
 
国道1号(南部)
 
国道1号(南部)
 ヨークルスアルロン湖


ヨークルスアルロン湖

ヨークルスアルロン湖
 
国道1号(南部)
 
国道1号(南部)

ヨークルスアルロン湖

ヨークルスアルロン湖
 
ヨークルスアルロン湖

ヨークルスアルロン湖

国道1号(南部)

国道1号(南部)
 
国道1号(南部)

国道1号(南部)

レイニスドラゥンガル

ディルホエライ

 スコッガフォス

セリャランスフォス
   

グトルフォス
 
グトルフォス
 
グトルフォス

シンクヴェトリル国立公園

 シンクヴェトリル国立公園
 
ストロックル間欠泉

ゲイシール

ブルー・ラグーン

ブルー・ラグーン
 
ハトルグリムス教会
 
ショッピンッグモール:クリングラン
工事中 !!
8/31 午前9時41分関空着。車を「関空ノアパーキング」に預けます。(9日間で6,000円)
タイ航空のチェックインカウンターへ。スーツケースはケフラヴィークまで通しです。
11時10分機内へ。後ろから2番目窓側2席で隣がないので気楽です。

午前11時40分、タイ航空TG623便でバンコクに向けて出発。約5時間のフライトです。おつまみと飲み物、食事1回、到着前にアイスクリームのサービスがあります。食事はポークカレー(タケノコ入りイエローカレー)かチキンのから揚げの甘酢あん。付け合せのサーモンマリネもパンもチョコレートケーキもすごくおいしいのですが、揺れたので酔ってあまり食べられませんでした。アイスはマンゴスチンのシャーベット。少し酸味があり美味しいです。TVモニターのリモコンの調子が悪くて操作がしにくかったです。
<バンコク>
午後3時半バンコクに到着。タラップで降りてシャトルバスで空港へ向かいました。入国手続きをしてATMで1900バーツ両替。手数料は150バーツ掛かりました。なぜかレシートが出ません。手荷物一時預り所へ。支払いは現金のみで後払い。1個1日100バーツです。そのそばに鮮やかな色の大きなヤックという鬼の像が2体ありました。

地階Bエアポートリンク乗り場で切符を1人90バーツで購入。入り口にいた係の人に買い方を教えてもらい地図ももらいました。更に地下のホームへ。

午後4時30分発。4時50分、パヤタイ駅に到着。BTS(高架鉄道、スカイトレイン)の1日券を買ってTBSに乗りサイアム駅へ。すごい人で切符の購入も長い列ができていました。パヤタイで買っておいて良かったです。高架の駅から地上に降りると露店が沢山あり人が多くて活気があります。


午後5時25分少し迷って人に聞きながら「マンゴー・タンゴ」に到着。外の列に並ぶと定員さんが来て「We’re on a break from 17:30 to 18:30」と書いた紙を見せて何か言いましたが理解できず、困っていると、今度はメニュー表を持ってきてくれたので、マンゴー・タンゴ130Bとマンゴーパフェ75Bを注文して待ちました。暫くして店に入れましたが私たちが入った後看板を出して一旦閉店のようです。さっきの紙は、休憩時間の案内でした。ギリギリ(無理やり?)間に合ったようです。料金は前払い。店はこじんまりしていて14席くらい。相席で隣は日本人でした。マンゴー・タンゴは生のマンゴー半分とマンゴーアイス、マンゴープリンの盛り合わせです。マンゴーパフェはカットマンゴーにフレークとクリームが載っています。マンゴーの果肉が甘くてどちらもおいしかったです。
サイアム駅に戻り、サイアムパラゴンに行くと高級店がたくさん入っていてヴィトンの店の前に行列が出来ていました。人が多くてトイレも混んでいました。サイアム駅からシーロム線に乗り、サパーンタクシン駅に到着。地上に降りてすぐ目の前のチャオプラヤー川のサトーン船着場へ。長い列が出来ていたので先を見に行くとアジアティーク行きの無料シャトル乗り場です。アジアティークの観覧車に乗って買物もしてともっていましたが、時間がかかりそうだし日も傾いてきたので諦めて、ワットアルンのライトアップを見に行くことにしました。
午後6時半、ワットポー方面の船に乗りました。料金は乗り込んでから係の人が集金に来ます。一人15Bです。人がいっぱいで座れませんでしたが、風を切って走るので気持ちいいです。船は庶民の足という感じでお坊さんも乗っています。船着場に番号が付いていて8番のター・ティアンで降りました。


船着場の対岸のライトアップされたワットアルンがとても綺麗でした。三脚を立ててワットアルンの写真を撮っている人が何人もいて日本人の人が写真を撮ってくれました。ワットポーもライトアップされていたのでそばまで行ってみてきました。これも綺麗でした。
また船に乗りサトーン船着場に戻りました。途中川沿いには高級ホテルが沢山立ち並んでいてイルミネーションが綺麗でした。アジアティーク行きの船着場は相変わらず混雑しています。遠くに観覧車の夜景が見えていました。サパーンタクシン駅からBTSでサイアム駅に戻りました。
トムヤンクンで有名なレストラン、「バーンクンメー」に向かいます。「マンゴー・タンゴ」の道を挟んだ向かいでした。すぐに席につけました。サラダは生のもやしなどであまり美味しくありませんでした。トムヤンクンはとても美味しいです。ただ、ショウガやリーフなど食べられないものがたくさん入っていてちょっと食べにくかったです。海老の料理だと思って頼んだものがカサゴのような魚の素揚げでした。添えてあった辛いソースを付けて食べるととても美味しかったです。パッタイは美味しかったのですがちょっと塩辛目でした。隣の席の人はご飯の上にのせて食べていました。
食後、マーブンクローンセンターへお土産を買いに向かいました。もうじき閉店なので急ぎました。1階にスーパーの「トップス」が入っています。トムヤンクンの素(18B)、グリーンカレーの素(14B)、ラーメン(5個33B)、ナンプラー(6B)、ドライマンゴー(14B)などを買いました。レジでカード支払いをし、周りの店を見るとどんどん閉店していきます。後日家で食べてみましたが、料理系の物はみんな美味しかったのですが、ドライマンゴーだけ妙な味でした。
マーブンクローンセンターの3階から陸橋で駅に行けたので渡ってみるとサイアム駅の隣の駅でした。サイアムの街に出ましたが、もう遅くてカフェなどはどこも閉まっていました。またBTSに乗ってパヤタイ駅へ。

空港に戻り、手荷物預かり所で荷物を受け取り、出国審査へ。あまり混んでいませんでした。エリア内はお店が結構沢山ありました。出発ゲートのE3へ。搭乗が始まり乗ってみると席の配列が2-4-2だと思っていたのに3-3-3で通路側に体格のいい外人さんが座りました。
9/1 午前1時半、タイ航空TG950便、少し遅れて出発。食事は魚とポークの選択で、まあまあ美味しいですが関空からバンコクの食事の方が美味しかったです。でもモニターのリモコンの調子はいいです。「ファンタスティック4」などの映画を見ました。
朝食はオムレツ、ソーセージ、ポテト、温トマトかスクランブルエッグ、ハム、ソーセージ、温トマトです。オムレツが特に美味しかったです。

10時間ライトで、隣の席の人は時々席を立って一番後ろに行っていたのでその間にお手洗いへ行けました。到着間近になって隣の人が話しかけてきてくれてデンマーク人とのこと。年配のご夫婦と娘さん夫婦でタイ旅行をしてこられたそう。コペンハーゲンの街の事をいろいろ教えて貰いました。ストロイエの店はほとんど日曜定休だと思っていましたが、奥さんが第一日曜日は営業していると教えてくれました。
<コペンハーゲン>
午前7時過ぎ、定刻より45分ほど早くコペンハーゲンに到着。手荷物預かり所に荷物を預けようと思ったのですが、午前11時半オープンとのこと。やむなく荷物を持って観光することになりました。空港からコペンハーゲン中央駅で乗り換え、オスタポート駅に到着。電車には自転車を押して乗っている人もいました。オスタポート駅は人もまばらでした。
ここから人魚姫の像を見に行きます。五稜郭の様なカステレット沿いに歩いて海の方に向かうと観光バスが何台も止まっていました。朝から人が沢山いました。人魚姫はやっぱり小さいです。
海沿いに歩き
ゲフィオンの泉に行きましたが、ここも大型バスが沢山来ていました。中国人の団体客がワーッと来て、写真を撮って貰っている私に手振りで「どけどけ」という感じで迫ってきて怖かったです。

次にアマリエンボー宮殿に向かいました。王宮前の広場はとても広くて八角形で、四方にクリーム色のロココ調の4つの宮殿が建ち並んでいました。それぞれの入り口にキリッとした衛兵さんが立っていました。韓国からの観光客がすぐそばで写真を撮ろうとすると衛兵さんに離れるよう指示されていました。人が自由に出入りできる広場に面して直接建物の玄関があるのは意外な感じです。

さらに歩いてニューハウンに出ました。水色やピンク、黄色、オレンジ、ピンクなどのパステル調のカラフルな建物が運河沿いに建ち並んでいてとても綺麗な街並みです。運河にはたくさん帆船が係留されていて、運河と建物の間の通りにはテラス席が沢山出ていました。お昼ご飯には早すぎる時間でお客さんもまばらです。結構寒くてダウンとマフラーという格好でちょうどいいです。
寒いのですが美味しそうだったので、通り沿いの「rajissimo」というアイス屋さんで休憩。ヘーゼルナッツのアイスとナッツがいっぱい入ったスニーカーズというアイスを買ってテラスで食べました。どちらも美味しかったです。水1本と合わせて70クローナ。運河の端から観光用の船が出ていて結構沢山の人が乗っています。
ニューハウンからコンゲンスニュートゥ広場に向かうと、広場は工事中で囲ってあって何も見えませんでした。ストロイエの通りに入ると歩行者天国になっていました。時間が早いのでまだ開いていない店が多いです。「ギネスワ-ルドオブレコーズ」の店があり、店の前には世界一背の高い人の像が立っていて記念撮影をしている人もいました。ヴィトンやグッチなど高級ブランドの店が多いです。デパートの「イルム」はまだ開いていません。ロイヤルコペンハーゲンのショップもまだです。奥の中庭のカフェをちょっとのぞいて見るととてもいい雰囲気の店でした。「レゴストア」のショーウインドーにレゴの大きな衛兵さんがありました。
ストロイエの中ほどの広場には市場が立っていて、チーズやハム、お菓子などを売っていました。お店の人が生ハムを試食させてくれました。ちょうどいい塩加減でとても美味しかったです。このまだ旅行の初めだから荷物になるしと思ってやめましたが、チーズは常温で売っていたので頑張って買ってくれば良かったと後悔しました。

大阪のアメ村にある「タイガー」はいつも混雑していますが、本場コペンハーゲンの「タイガー」は人もまばらです。あちらでは「ティアー」と発音します。3階建てで、品数も多く可愛いもの、面白いものがいろいろあります。ホッチキスがかわいかったのでお土産にしようと思ったのですが日本の物より幅が広そうなので断念しました。自宅用に花模様のペーパーナプキン(10kr)を買いました。

ストロイエを抜けると市庁舎前広場に出ました。ここにも市場が立っていて食品ではなく陶器や骨とう品などを売っていて、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを売っている店が多かったです。年代の古いものもありました。値段を見てみると1枚125Dkくらいでした。結構にぎやかです。市庁舎の右の角にアンデルセンの像がありました。結構人気で写真を撮るのに順番待ちしました。
信号を渡りチボリ公園に向かう途中、高級スーパーの「イヤマ」があったので入ってみました。これからアイスランドに向かうので生ものは買えませんが、チーズや生ハムなど美味しそうでした。
チボリ公園の入り口の前を通ると人が沢山で賑わっていました。中には入りませんが綺麗に花が飾られた通路が見えました。
中央駅に着いてチケットを買おうと思い自動販売機の所へ行くと、2台のうち1台はカードが使えなくて困っていると、そばにいた人がこちらの機械がカードを使えると言って買い方も教えてくれました。

午後2時発のアイスランド航空FI205便でレイキャビックに向かいます。機内の座席配列は3-3で、窓側2席、ほとんど満席のようです。とても綺麗なフライトアテンダントさんがいました。2,144kの旅です。
ドリンクのサービスがあり、コーヒーのミルクにアイスランドの漁師さんの写真が印刷してありました。アルコールは有料で、ソフトドリンクやコーヒー、紅茶は無料。映画はほとんど英語です。
午後3時51分、予定より遅れてレイキャビックのケフラビーク国際空港に到着。気温10度、雨と霧で視界がよくありません。コペンハーゲンからずーっと厚い雲が続いていました。
到着便が多いせいかなかなかスーツケースが出てきませんでした。ようやく出てきて入国。と言ってもシェンゲン協定があるので国内線と同じようにチェック無しで出ます。レンタカーのカウンターに行くとどの会社も混雑しています。銀行のATMも混んでいました。

レンタカーは頼んでいたクラスの車が無くて、金額に変更なしでオートマの大きい車にグレードアップとなりました。GPSと鍵を受け取り駐車場に向かい、自分で車を探して乗ります。赤い日産の車「デュアリス」でした。クルーズコントロールもあり、後で気付いたのですが、ワイパーも雨の強さを感知して間欠の間隔が変わりました。霧雨が降っていて肌寒いです。カーナビの目的地の設定の仕方がよくわからず、結局入力ができずに出発しました。自車位置がわかるだけましということで…。(地図はドラブルート)
午後6時20分、少し迷ってホテルに到着。レイキャビックの少し手前のコウパボルグという町にあります。ホテルズコムで予約した「BB44ゲストハウス」というB&Bです。
部屋は8畳くらいでゆったりしています。小さめのシングルベッドが左右の壁側に1つずつあり、デスクとイスとTV(薄型でない)、クローゼット(ハンガーが沢山!)がありました。トイレとシャワー付きです。部屋のアメニティーはシャンプー、石鹸、バスタオル、フェイスタオルがありました。部屋のカギと玄関のカギは共通だそうです。

玄関から入ってすぐの台所はコンロや冷蔵庫、食器など自由に使っていいとのことです。共同の冷蔵庫には宿泊客がいろいろなものを入れていて結構いっぱいです。共同のバス・トイレも横にありました。台所の奥にリビング(談話室)兼フロントがありオーナーがパソコンをしていました。リビングのソファーで若いカップルがPCでネットをしています。部屋では繋がりません。さらに奥に素敵なサンルームがあり、ここで朝食を食べます。パフィンのはく製がありました。サンルームから見える庭も素敵です。全面ガラス張りのドームの中にテーブルとイスがありました。オーロラ観賞用でしょうか。温室やサウナやジャグジーもありました。台所の壁にWi-Fiのアクセスコードが貼ってあったので、子ども達にメールを送りました。

午後7時頃、晩ご飯を食べに出掛けました。周りは殆ど住宅地なので、幹線道路帆挟んだ反対側のエリアに行くとドミノピザ、中華料理店、ヨーグルトの店、アメリカンレストランが並んでいました。アメリカンレストランの「アメリカンスタイル」に入り、ハンバーガー2つと飲み物2杯を注文しました。一つはバーベキュー味で結構おいしかったです。ソフトドリンクはセルフでお替り自由です。やはりアイスランドの物価は高く合計3060krです。

帰りにホテル近くのSamkaupというスーパーに寄ってスキールとキャラメルミルク入りのドロッとした飲み物(これもヨーグルト?)と水とお菓子を買いました。合計1017kr。B&Bに戻ると台所で自炊して食べている人がいました。いい匂いがしています。部屋に戻り、シャワーを浴びるとお湯は硫黄の匂いのする温泉です!温かくて湯量も十分で快適です。シャワーヘッドも高さを調整でき取り外しもできて使いやすかったです。洗面所でもレバーをお湯側にすると温泉が出ました。水は普通で飲んでもいいそうです。
9/2 朝5時に目が覚めて外を見ると天気は良さそうで月が見えました。
午前8時、庭を散策してからサンルームで朝食を食べました。ハム2種、チーズ、トマト、キュウリ、パプリカ、メロン、キウイ、ドライフルーツ、シリアル、パン、ビスケット、ジュース(マンゴー、オレンジジ、アップル)ミルク、コーヒー、紅茶(8種類)などありました。別にコーヒーメーカーがあり、有料ですが挽き立てが飲めるようです。パンに塗るものはバター、ジャム5~6種、ピーナッツクリームなどいろいろありました。マグカップにはB&Bの外観が焼きつけてありました。


午前8時35分、チェックアウトしてフロインフォッサルの滝経由で北の街アークレイリに向かいます。寄り道無しでも389㎞5時間弱かかります。レイキャビックの郊外の道では中心部に向かう対向車線が朝のラッシュで渋滞していました。1号線に入り北に向かいます。レイキャビック近郊の1号線の交差点は信号の代わりにラウンドアバウトが多く、それも円の中が2車線になっているのでよく見て出入りしないといけません。出発して30分ほどでシンクヴェトリル方向へ向かう36号線が右に分岐しています。

さらに1号線を進んでいくとスバルフィヨルズ湾をくぐる6㎞の海底トンネルがありました。トンネルのレイキャビック側の入り口にはゲートがありませんでしたが出口にゲートがあり、ETCの様なレーンと現金払い(カード払いもOK)のレーンがあり通行料金は1000Krでした。雨が降ったり晴れ間が見えたりコロコロ変わる天気で気温は9度です。次のボルガフィヨルズ湾には橋が架かっています。橋を渡ったところのボルガーネスにN1のガソリンスタンドがあり、給油と休憩に入りました。ガソリンはリッター254.6Krで16.25L入れて4137krでした。クレジットカードは始めと終わりの2回入れます。高速のサービスエリアの様な感じできれいです。日本人観光客の団体さんが沢山いてクラブツーリズムのツアーのようです。昼食用に売店でトルティーヤ(1つ610kr)2個買いました。

午前10時25分出発。1号→50号→522号→523号と行きます。途中道を間違えてロスしましたが道端に馬がいてすぐ近くで見られました。また、クヴィートアウ川の北側を走る523号は未舗装のガタガタ道で水たまりも多くしぶきがかかって大変でした。途中で橋を渡り川の反対側の舗装道の18号に出て左折するとじきにフロインフォッサルの駐車場に着きました。すぐ目の前に滝の展望台があり、対岸の岩の間から幾筋もの滝が湧き出していてとても綺麗です。幅1キロにわたっていて今までに見たことのないタイプの滝です。天気も良くなって青空が広がって来ました。駐車場の後方、少し歩いた所にインフォメーションとお手洗いがあります。お手洗いは誰もいませんが有料でボックスにお金を自分で入れます。100アイスランドクローネか5デンマーククローネ、ユーロもOKです。ちょうど通り雨が降り、滝の向こうに虹が架かって綺麗でした。


1号線に戻ります。今度は舗装された18号を走って行きました。途中、レイクホルトの町(というか村)があったのですが気が付かなくて通り過ぎてしました。18号から1号線に復帰しまた北に向かいました。途中、N1で買ったトルティーヤを食べて休憩しました。結構おいしいです。苔むした溶岩台地や、カールの綺麗な山々の間を走ります。小川が流れ、牧草地に馬や羊が放牧されていました。

海に面したBLONDUOS(ブリョンドゥオゥス)という町のN1のガソリンスタンドのキオスクNestiで休憩しました。マフィン(245kr)が美味しかったです。コーヒー(255kr)はレジで支払いをしてカップを貰ってセルフで入れます。ここもゆったりしていてシンプルですがきれいな建物です。ドライバー交代して走りだしましたが、山道に入りまた交代。風が強いです。
のこぎりのようなギザギザの山が左手に見え、峠を超えると左にアイスランドで最長のフィヨルドのエイヤフィヨルズ湾が現れ、正面にアークレイリの町が見えました。

午後5時20分、今日の宿の
「グラビラン・ゲストハウス」に到着しました。
玄関が閉まっていたので呼び鈴を押すと、外部につながっているようで、女の人が出て、しばらく待ってくださいとのこと。5分ほどで来て案内してくれました。建物の右の脇から階段を下りて裏口から入りました。玄関で靴を脱ぎます。入ってすぐ左が私たちの部屋でとてもおしゃれです。白い壁に木の腰板、紫のベッドカバーのかかったダブルベッド、ランプや洋服掛けもセンスがいいです。洋服ダンス、ソファー、テーブル、シャワー、トイレ、洗面台、バスタオル、フェイスタオルがあります。アメニティーは無く、洗面台にボトルのソープが置いてありました。奥にもう一部屋あり、優しい色合いのキルティングカバーのかかったシングルベッドがありました。こちらは可愛い感じの部屋です。
キッチンは2階にあり、部屋のコーヒーやティーバックを持って行ってティファールでお湯を沸かして入れます。ポットもあるのでお湯を部屋に持っていても良いようです。ここもキッチンは自由に使ってくださいとのこと。IHクッキングヒーター、トースター、冷蔵庫もあります。
オーナーは明日の朝、来られないので今精算します。携帯用の読み取り機を持ってきているのでその場でカード払い出来ました。1泊14754krです。明日キーは付けたままチェックアウトしてくださいとの事です。建物の前の道路にパーキングメーターはありますが車はそのまま支払せずに止めて良いそうです。

夕食は町の南の端にある「Noa」に行きました。1号線が湾を渡る橋のすぐ手前です。お客さんが誰もいないので営業しているのか不安になりましたが、案内されて湾が見える窓際の席に座りました。トリップアドバイザーで調べてお手頃かなと思って行って見ましたが、結構高いです。サーモングリルとタラのグリルを注文しました。どちらも3600kr。グリーンサラダが付いています。サーモンもタラも肉厚でジューシーでとても美味しいです!一緒にグリルしてあるジャガイモも美味しいです。単品で取りましたが、量もたっぷりあってお腹一杯になりました。サーモンは皮も一緒に食べるとさらに風味がよくて美味しかったです。店内は広くてゆったりしていて、バーカウンターもあります。お手洗いに行くと、フェルメールの「絵画芸術」のレプリカ?模写?が飾ってあり素敵な雰囲気になっていました。店の奥はアトリエになっていて男の人が大きなカンバスに向かって油絵を描いていました。ユニークな銅製の猫のオブジェも飾ってありました。
午後8時55分店を出ました。


午後9時15分oilsのスーパーに行ってスキールの飲むタイプと硬いタイプ(229krと205kr)、ドンタコス(439kr)を買って、給油しようと思いましたが、カードが上手く入らなくてN1のガソリンスタンドで給油、@254.6kr、15.71リットルで4000krでした。一度ホテルに戻りました。

オーロラ予報がレベル4となっているし、天気は今一つですが見られるかもしれないと午後10時過ぎ、湾の対岸の山の暗い所に行って2時間ほど頑張ってみましたが見られませんでした。帰り道、町の対岸の展望台からアークレイリの町を見ると教会などがライトアップされていて夜景が綺麗でした。
9/3 朝9時20分、昨日買ったスキールなどを朝食に食べてホテルを出発しました。今日はリング・ロードをまわります。アークレイリの港には豪華客船が寄港していました。10万トンクラスでしょうか。カリビアン・プリンセス号です。特に高い建物の無いアークレイリではまるで大きなビルのようです。
1号線に出てエイヤフィヨルズ湾に架かる橋を渡って対岸へ。昨日の晩に夜景を見た展望台に寄りました。湾の向こうにアークレイリの街が広がり、手前に豪華客船が見え、後ろには真っ白な雪をかぶった山並みが連なっていて、すそ野の緑も綺麗でとてもいい景色でした。
半島の途中から山道に入りました。高い木が生えていなくて緑が綺麗な山が続きました。山を下ると湖のほとりにベンチと案内板だけのパーキングがありとてもいい感じの所でした。

午前10時15分ゴーザフォスの滝に到着。フォスは滝という意味です。川に掛かる橋は1車線で対向車がいると手前で待たなくてはいけません。駐車場には車もバスも結構沢山来ていました。駐車場は川の両側にあり、左岸のPにはN1のガソリンスタンドとトイレがありますが、右岸の方が滝に近いです。右岸のPに止めて滝に向かいました。途中岩があって足場が悪く歩きにくいです。滝は左右2つに分かれていて雨上がりのせいか水量が多くて迫力がありました。この滝の名前(神の滝)はアイスランドの国教がキリスト教になったとき、バイキングの神の彫像が滝に投げ込まれたためゴーザフォスとつけられたのだそうです。川の左岸の駐車場で給油しました。5000krでリッター254.6krで19.64リットル入りました。

午前10時53分、ゴーザフォスを出発しミーバトン湖に向かいます。午前11時20分、湖岸のスクートゥスタジルに到着。道沿いの駐車場に車を止めるともう目の前にクレーターが並んでいました。溶岩流の熱で地下水が爆発・噴火してできた小さなクレーターの山がいくつも並んでいて、遊歩道があり短い方のコースはゆっくり歩いて20分ほどで1周できました。クレーターは上の方が茶色で裾の方は草が生えていてきれいな緑です。ミーバトン湖の名前の由来通り蚊がいましたが、夏も後半なので少なめでした。真夏には蚊柱が沢山出来る日もあるそうです。クレーターの上から眺めるミーバトン湖の眺めはとても綺麗でした。湖には白鳥やカモが沢山いました。
駐車場に戻るとき、日本人の団体さんとすれ違いました。またクラブツーリズムの人たちでした。道の反対側のホテルの方に行って見ると、ここにも別の日本からのツアーのバスが止まっていました。「大西洋横断ロンドンからニューヨークへ アイスランド・グリーンランドと北海の島々」と豪華そうです。ホテルで食事中のようでした。

ミーバトン湖を時計と反対周りに進みます。しばらく行くと左手に変わった形の岩の柱が並んでいるクラサールがあり、そのすぐ先にあるホプジに寄りました。ちょっとした入り江になっていて景色が綺麗で、バードウオッチングも楽しめるようで双眼鏡を持った人や三脚を立てて写真を撮っている人もいました。
次にまた少し先の右手にあるディムボルギルへ。黒い溶岩の迷路で、いろいろな形をした10m以上高さのあるごつごつした溶岩の山の間を歩きます。またまたクラブツーリズムのツアーの皆さんと一緒になりました。入り口の案内板に13人のサンタの写真と解説がありました。アイスランドに昔から伝わるサンタクロースの話で、ディムボルギルに13人のサンタがいて12月12日から毎日一人ずつ山を下りてきて悪戯して、24日にみんな揃うそうです。

次はクヴェールフィヤットル。高さが312mあるスタジアムのような形の山です。ロードリングから右にそれてしばらくガタガタ道を走ると山のふもとに駐車場があり、山を登っている人がいたので私たちも登ってみました。
12時58分に登り始め、だんだん坂がきつくなってきて砂地で足が滑って登りにくかったです。
午後1時11分、ようやくクレーターの縁に着きました。とても大きなクレーターで直径1300m、深さ140mもあるそうです。水は溜まっていません。クレーターの真ん中には小山が出来ていました。まるで採石場のような景色です。見下ろすとミーバトン湖が一望できてとても綺麗でした。山頂はものすごく風が強くて立っているのがやっとです。午後1時15分、山を下ります。足が滑らないように慎重におりました。私たちの横をすり抜けて走っていった外人さんが、途中で足を痛めたようで座り込んで足をさすっていました。
午後1時25分、駐車場に到着。


午後1時40分、ミーバトン湖で一番人口の多いレイキャフリーズの端にあるスーパー「VERSLUN SUPERMARKET」に到着。横のインフォメーションセンターに行って見ました。ミーバトン湖にはマリモがいるそうで世界で阿寒湖とここだけだそうです。パネルの展示はありましたが本物は置いてありません。どこかの施設には展示してあるそうですが分かりませんでした。スーパーに戻ってマフィンとパン、ジュース、ホットドックを買って店の横のベンチで食べました。合計1272krでした。

午後2時過ぎ、湖岸を南に少し戻って左折して1号線を東に走りだし、すぐ右手にグリョウタギャウの看板を見つけたので脇道に入って行ってみました。駐車場の目の前の左右に連なる岩に穴の入り口が2か所あり降りてみると2つの穴の間に温泉のお湯が溜まっていました。触ってみると結構熱いです。50℃くらいあるでしょうか。岩の上に上がってみると何本もの割れ目が走っています。これがグリョウタギャウです。割れ目の幅は狭いので場所によっては跨げました。右足は太平洋プレート、左足はユーラシアプレートとここではお決まりのポーズで写真を撮りました。

午後2時40分、グリョウタギャウを出発し、1号線に戻る途中、地面から湯気が出ていたので手をかざしてみると暖かいです。小さな割れ目が沢山あります。地面には苔がたくさん生えていて木は殆ど生えていません。1号線に戻り東に向かうとすぐに右手にプールの絵の看板がありました。800mほど入ったところにミーバトン天然風呂があるようです。左手には青みがかった乳白色の池とケイ藻土工場跡があり、蒸気がモクモク上がっていました。ケイ藻が増殖して死滅したものが湖底に堆積したものが珪藻土で、壁土やダイナマイトに使われるそうです。

午後2時55分、ひと山越えて下り坂になるとナウマフィヤットルが見えてきました。1号線から右折して駐車場に車を止めました。山のふもとの広々したところのあちこちから煙(湯気)が立ちあがっています。地獄谷のように泥やお湯がポコポコ湧いている池があり、ロープで囲ってあります。背丈ほどの岩山から勢いよく蒸気が吹き出し、強風で真横に流れていて、風下に立つと何も見えなくなり、水蒸気でベタベタになりました。ちょっと寒い日だったので暖かかったのはいいですが。
午後3時15分、出発。


午後3時半、デティフォスの滝の西側へ行く862号線の始点の三叉路に着きました。綺麗に舗装されていたので862号に左折しました。まだ舗装したてのようです。
撮った看板の写真から後日計算してみました。
 選択肢①、ここで左折すれば川の西側に沿った862号で滝の駐車場への分岐点まで21km、そこから駐車場まで3.3km往復、分岐点から北の85号まで33kmで計66kmです。1号線から滝の駐車場まで舗装道35分、滝まで徒歩(早歩きで)7分、普通に歩いたら15分位でしょうか。駐車場から862号に戻りそこから北の85号まではガタガタ道であまりスピードが出せず50分かかりました。
 選択肢②、滝の東側を行く場合、1号線を11㎞進み、864号へ左折、31㎞進んで駐車場まで脇道を0.8km往復し、また864号に戻って26㎞走り85号線に左折し4㎞走って、川の西側の862号線との合流点まで合計73.6㎞。①との差は7.6kmですが出せるスピードが違うのでこちらの方が早いかもしれません。滝の東の864号を通った人(シーバロンで会った人)の話によると未舗装ですが走りやすい道だったそうです。

駐車場に車を止めて道標に従って滝の展望台に向かいます。途中右手にセルフォスの滝も見えました。展望台まで行くと崖の下にデティフォスの滝が現れました。幅100m、落差44m、毎秒平均200㎥のヨーロッパ最大の滝です。雨の後だったのですごい水量です!滝のしぶきで虹が2重に架かってとても綺麗でした。太陽の位置を考えると午後なので滝の西側に来て良かったです。遊歩道を下りて滝のすぐ近くまで行きました。すごい迫力で、吸い込まれそうな感じがして怖いくらいです。

デティフォスから上流のセルフォスに向かいました。馬蹄形の滝で、こちらも迫力がありました。
午後5時8分出発、午後5時17分862号へ。ここからは以前の情報ではFの道(4DWD車のみ走行可能)だったのですが、F表示が消えていたので行ってみます。ここからは未舗装道で、いきなりガタガタ道です。じきに対向車が来ると困りそうな1本道になりました。所々に退避所があり、運よく対向車とすれ違うことができました。平らな荒涼とした台地が広がっています。途中、ベンツとすれ違ったのでベンツでさえ来られるなら大丈夫!でも起伏のある道になり、坂の上に行くまで全く対向車が見えないので気を付けないといけません。とにかくガタガタ道なのでいつまで続くの?としんどくなります。
午後6時7分、ようやく舗装道の85号に突き当たり左折、舗装道は楽!!と思えます。

しばらく走ると右手に海が見えてきました。チョルネース半島を海沿いにぐるりと走ります。長い坂道を下って左にカーブするとフーサヴィークの町が見えてきました。町に入ってすぐ、左手にグラウンドの見える交差点を右折。100mほど走って右手に今夜の宿のB&B「フーサヴィーク ゲストハウス」を見つけましたが、看板があって、この先のホテルに来て下さいと書いてあります「Husavik Cape Hotel」です。

行ってみるとオーバーブッキングだったのかわかりませんが、グレードアップで、このホテルの方に宿泊してとのことです。1泊1室17381krでした。フロントにあった町の鳥瞰図の地図を貰い、明日のホエールウオッチングの乗り場を教えて貰いました。車はホテルの前に止められます。部屋は2階です。ほどほどの広さがあり、シングルベットが2台、TV、ミニテーブルとイスがありました。バス・トイレ付です。

フーサヴィークの町はこじんまりしていますがとても綺麗な港町です。町の真ん中に可愛い外観の教会があり、後ろには緑が鮮やかな山が広がっています。振り向けば帆船やクルーザーなどが泊まった港の向こうに青い海が広がり、さらにその向こうに雪を頂いた山並みが連なっています。

夕食と給油のためにガソリンスタンドのN1行きました。町の南の方にあります。ハンバーガーでも食べようと思いましたが材料切れとのことで、諦めて町の北の方にあるオルカンというスタンドに行きました。お腹が空いたのでまずは食事。ハンバーガー2個とポテトを注文し、スキール、ミルク、オレンジジュース、アップルジュース、水を買いました。合計2587kr。レジをしたお姉さんが奥でバーガーを作って持ってきてくれました。ポテトはケチャップ付きで大きな紙の器に入っていて量が多すぎました!チーズと目玉焼きの入ったバーガーと、もう一つはチーズと何故かポテトが挟んであるバーガーです。

食後、表で給油しようとしましたが、カードを入れてもうまくいかず、諦めてもう一度N1のスタンドに戻って給油しました。

ホテルに戻り、疲れていたのでちょっと仮眠と思ったのですが2人とも寝てしまい、起きると午後11時!!あわてて用意してオーロラを見に出かけました。町から少し外れると真っ暗になるので道路脇のパーキングに止めて北の空を見ると小さいですがオーロラが見えました!緑色でカーテンのようにゆらゆら揺れて縦になったり横に広がったりしていました。三脚を立ててデジタル一眼でシャッタースピードを長くして写真を撮りました。天空を見上げると満天の星空なのですが、なんとなくうす雲がかかったような感じですがカメラでシャッタースピードを遅くして取ってみると緑色なのでオーロラです。何とか見られてよかったです。しかし明日後悔することが…。
9/4 ホテルの朝食はハム、チーズ、キュウリ、トマト、フルーツ、7ジュース、シリアル、コーヒー、紅茶等品数も豊富で美味しかったです。縦長の食堂の側面の片面びっしり本棚になっていて、座った席の丁度真後ろに古い日本の歴史の本がありました。
ホテルを出発し、町の中心の教会の前にあるホエールウオッチングの小さなオフィスに行きました。オフィスの横の階段を下りて帆船の前に行きました。今日乗る船です。お手洗いはオフィス横から降りる階段の下にあります。
暫くするとクラブツーリズムの団体さんがガイドさんと乗船を始めたので、私たちも乗り込みました。
船の真ん中に沢山の防寒着が置いてあり、いろいろのサイズがあるようですが、どれも大きそうです。ウインドブレーカーを着てきたので借りなくても大丈夫です。船での注意事項の案内は英語なのですが、日本人のガイドさんが団体さんに通訳していたので一緒で助かりました。クジラが見えたら時計の針と同じように「1時の方向」とか言ってくれるそうです。

午前8時50分、出航。晴天でとても景色が綺麗です。フーサヴィークの町がどんどん遠くなります。向かいに座ったクラブツーリズムの団体で来ておられた2人に声を掛けてみました。御夫婦かと思ったら全く別にこのツアーに参加されているとのこと。お一人は札幌、もう一人は横浜から参加されたそうです。ミーバトン湖のスクートゥスタジルですれ違った人たちでした。
クラブツーリズムのツアーはJALをチャーターして成田から直行便で13時間で到着したそうです。私たちはちょっと観光もしましたが、48時間以上もかかって到着しました。羨ましいです。250人くらいいて6台のバスに分乗してそれぞれ重ならないようにスケジュールを組みアイスランド全土に散らばって回っているそうです。この方たちは緑のバスで、成田を土曜日出発し日曜日、大雨の中シンクヴェトリルを観光し、ブルーラグーンも雨だったそう。昨日はレイキャビックから空路でアークレイリに入りミーバトン湖を観光し、昨夜フーサヴィークに宿泊されたそうです。

そして話題は…。昨夜はオーロラが素晴らしかったと…。午後10時半から30分くらい町の裏の山から真上にオーロラが広がってカーテンのように揺れたり渦巻いたり色も緑だけでなく少し赤も入っていて感動ものだったそうです。午後11時には薄くなったのでホテルに帰ったとのこと。寝過ごしたのがものすごく残念!!あと30分早く起きていたらと後悔です。他の女性4人組の人もコンパクトデジカメで撮った写真を見せてくれました。一眼じゃなくてもしっかり撮れるくらい良いオーロラだったんですね~。

出航して1時間ほど経ったころ、見張り台からクジラを探していたスタッフがクジラを発見、スピードを上げて近づきました。水中から姿を現して潮を吹いてまたもぐり、それを5~6回繰り返して尻尾を上げて潜りました。尻尾の裏が真っ白できれいでした。17m、40t位のザトウクジラとのこと!!大きいです。尻尾を上げて潜ると10分から40分間上がって来ないそうです。それでも4回くらい見ることが出来ました。2回目はクジラのすぐ横につけてくれて間近で見ることが出来、潮吹きに虹が架かったのも見ることが出来ました。
甲板でひげクジラの歯を見せて貰いました。ヤシの木の皮ようにゴワゴワしていました。暖かいココアとマフィンも貰って食べました。
午前11時50分、フーサヴィークの港に戻りました。


12時半、フーサヴィークの町の南にある「Samkaup」というスーパーに寄りスキール(148krと159kr)とカットフルーツ(409kr)と水(1本239kr)をお昼ご飯用に買いました。まあまあ大きいスーパーなのに他にお客さんがいません。小さな町なので人が少ないのでしょうか。アークレイリ方向に向かって出発。

午後1時10分、1号線に入り右折してすぐにある湖のほとりのパーキングでお昼ご飯にしました。ほとんど人も来なくてとても静かで、風も無く湖面が鏡のようになって空と山が映って綺麗でした。

ひと山越えてアークレイリの対岸に出ました。目の前にエイヤフィヨルズ湾と雪山が広がり、天気も良くとても景色が綺麗です。午後2時過ぎ、アークレイリに入ったところのN1で給油。リッター254.6kr、10.53リットルで2681krです。レイキャビックに向かってまた1号線をひたすら走ります。途中の景色も、のどかな牧場や緑の山々、小さな滝などあり綺麗です。道端に可愛い羊たちがいてカメラを向けても逃げないでこっちを見ていました。スピード違反?でパトカーにつかまっている車がいました。注意しなくては。
午後4時、行にも利用したブリョンドゥオゥスのN1のガソリンスタンドのNestiでコーヒーを飲んで休憩しました。給油して出発。

午後6時半、ボルガーネスのN1でトイレ休憩。スタンドを出るとすぐ橋を渡ります、ここから見た対岸右側の山々の景色がとても綺麗でした。
午後7時14分、海底トンネルに入ります。今度は先に料金所で支払い(1000kr)をしました。トンネルを抜けてしばらく走ると海の向こうにレイキャビックの街並みが見えてきました。レイキャビックに近づくと交差点に信号が無く、代わりにラウンドアバウトというロータリーが頻繁に出てくるので結構面倒です。一旦停止で入り、反時計回り、左優先です。田舎のラウンドアバウトは円の中が1車線なのでいいのですが、レイキャビック近郊では円の中が2車線なので周りの車の動きをよく見てぶつからないよう注意しなくてはいけません。1号線からレイキャビックの中心に向かう41号線に入るとラウンドアバウトが無くなり立体交差と信号になります。


午後8時20分町の中心付近のハトルグリムス教会のすぐそばにある「ホテル・スンナ」に到着。ハトルグリムス教会が夕日に照らされ綺麗なオレンジ色に輝いていました!駐車場はホテルの前に4台ほどしか止められませんが、ホテルの裏にもあり、止めることが出来ました。フロントに行きチェックイン。2泊で34614krです。朝食付きなのですが、明日の朝早く出かけると言うとランチボックスの用意をしてくれるそう。用紙を渡され、希望の物にチェックを入れて渡すと、レストランのキッチンに行ってカゴにバナナやジュース、パン、マーガリン、ジャムなどを手早く入れて、2階のお客さん用の共同キッチンの冷蔵庫に入れてくれました。

部屋は2階の奥で、部屋の前の廊下にも冷蔵庫がありました。部屋に入ると広い窓からハトルグリムス教会が見えてとても綺麗です。結構ゆったりしていてシングルベットが2台、テーブルと椅子、壁に小さめの薄型TV、洗面台、トイレ、シャワーがあり、シャワーヘッドは壁から外して使えるタイプです。

街に出て、手長エビのスープが安くて美味しいと評判の「シーバロン」を探しに行きましたが、見つけることが出来ませんでした。それでクリントン元大統領も並んで食べたというホットドッグ屋さんに行きました。海沿いの広い道を西に走り、ハルパコンサートホールを過ぎてカーブしたところの信号を左折、すぐに駐車場の向こうを右折して少し走ると左手にあります。車はその駐車場に止めました。有料覚悟で止めましたが夜間は無料でした。
午後9時20分、時間も遅いので並ばずに買えました。フライドオニオンが入っていてカリカリして美味しいです。ソースは茶色で日本にはないような味です。


午後9時半、海沿いのKLOPPというガソリンスタンドで給油。フルサービスのスタンドで、@259.6krで30.89リッター入れて、8019krでした。

いったんホテルに戻ってからレイキャビックの北の方の郊外へオーロラを探しに出かけました。幹線道路から逸れて暗い所に行って2時間ほど頑張って待ってみましたが、オーロラは出ませんでした。でも星空がとても綺麗でした。
9/5 午前6時15分、冷蔵庫に入れてあるランチボックスを持って出発。今日は気合を入れて早起きし、ヴァトナヨークトル(氷河)まで片道380km、約5時間を往復します。日はまだ登っていませんが東の空に浮かぶ雲の朝焼けが綺麗です。1号線に突き当たり右折して東に向かいます。30分ほど走ると晴天になり景色はどこを見ても綺麗です。
午前6時40分、左手にヘインギットルの
ヘトリスヘイジ地熱発電所が見えて来ました。何本もの湯気がモクモクと上がっています。右手にはパイプが見えました。レイキャビックに電力と温水を送っています。発電所のタービンは三菱製や東芝製だそうです。午前6時44分、ようやく日が昇りました。今の時期は朝焼け、夕焼けの時間が長いです。

午前7時セルフォスの町に着きました。給油しましたが、レシートがでません。21.66リットル、@245.6krです。午前7時48分、正面に岩山から流れ落ちる滝が見えたので行ってみるとセーリャランスフォスでした。たぶん反対側から来たら見逃してしまいそうです。1号線から左折して少しだけ脇に入ります。朝が早いからか駐車場には車が一台ポツンと止まっているだけで誰もいません。滝の裏に行けるのでウインドブレーカーを着て防水カメラを持って近づきました。結構水量があり、滝に近づくとしぶきがかかって防水カメラで良かったと思いました。レンズに水滴がつくので吸い取りのいいタオルも必要です。落差65mの綺麗な滝です。滝の右側に階段があり、ずぶ濡れになりながら滝の裏へ。裏は結構広くなっていて裏から見る滝も面白いです。ぐるりと回って反対側に抜けられますが、もっとずぶ濡れになりそうな水量なので来た道を引き返しました。滝の正面から写真を撮りましたが、午前中は逆光で暗いので写真は帰りにまた寄って撮り直すことにしました。

日本に帰ってから気が付いたのですが、毎朝見ている「めざましテレビ」の午前6時58分くらいの占いコーナーの背景に出てくる空撮の滝はセーリャランスフォスだと思います。
1号線に戻ってまた東に進みます。
午前8時28分
スコウガフォスの滝が左手に見えてきました。寄りたいですが、ヨークルサウルロン湖のボートツアーの予約をしてないのでとにかく急ごうということで、滝は帰りに寄ることにしてパス。しばらく走ると遠くの右手の海に穴の開いた岩のディルホウラエイが見えてきました。近づくと手前の山の影になって見えなくなってしまいました。
午前8時50分、ヴィークの町に着き、ガソリンスタンドのN1に寄って給油。山側の景色も綺麗ですが、海側を見ると
レイニスドゥランガルという面白い形の岩が海の中に立っているのが見えました。ここからは全景が見れます。

午前8時32分、左手に大きな氷河が見えました。ミルダールスヨークトルです。山の上に綺麗な白い氷河が広がっていました。さらに進むと苔のびっしりついた丸い岩がごろごろした平原が何キロも続きます。
午前9時52分、左手に滑り台の様な面白い2本の滝(Wasser Fall)が見えました。
午前9時55分
キュルキュバイヤルクロイストゥルの手前にFossa Siau(アイスランド語では綴りは違うのですが)という綺麗な滝がありました。所々に羊や馬がいてのどかな景色が続きます。
午前10時35分、正面に大きな氷河が見えてきました。
スカフタフェットルのヴァトナヨークトル氷河です。とても綺麗で雄大な景色です。デンソーのCMに出てくる氷河はこれだと思います。氷河の前で道が大きくカーブしていて右手に小さな空港がありました。

午前11時14分、道は海岸沿いに出て、しばらく走ると吊り橋とその左手に氷の塊が沢山浮かんだヨークルサウルロン湖が見えてきました。橋の向こうを左折して車を駐車場に止めました。
インフォメーションらしい建物に行き、ボートツアーの受付はどこか聞くと外に係員がいるから聞いてとのことでした。建物を出て、歩いていたスタッフらしい女の人に聞くと、その場で手に持った機会に入力して12時ちょうど発のツアーの受付をしてくれました。一人3700Kr、日本円で3000円くらいです。VISAで支払できました。
出発まで時間があるので湖畔に行ってみました。風もなく沢山浮かんでいる氷が湖面に映ってとても神秘的な景色です。氷は青く透き通った部分もあり本当にきれいです。ちょっと小高くなった丘に登ると遠くまで見渡せて湖に浮かぶ無数の氷河のかけらとその向こうにある雪を頂いた山々、氷河本体まで見渡せて素晴らしい景色でした。

午前12時、水陸両用車に乗り込みました。結構大きくてごついライフジャケットを着ました。席に座るように言われましたが、人数いっぱいのようでキュウキュウに詰めて座りました。出発してちょっと陸地を走ってから湖に入って行きました。暫くすると立ってもいいとのこと。いろいろな形の氷がって面白いです。すごく大きいものもあります。氷の間を縫って進み湖の真ん中程に行くと停泊して係の人がいろいろと説明してくれますが、英語なので…。30㎝ほどの透明な氷の塊をみんなに触らせてくれます。持たせてもらって記念撮影。氷のかけらも貰いました。また氷の間を縫って戻りました。30分ほどのツアーでした。
車に戻り、1号線の反対側、海側にも行って見ました。ここにも駐車場があります。駐車場から海岸までちょっと歩きますが、川沿いに行くと結構な速さで氷の塊が海に向かって流されていくのが見られて面白いです。海岸にはいろいろな形の氷の塊が打ち上げられていて面白いです。まるで彫刻家の作品が並んでいるようです。沖の方にも氷の塊が流れて行って波にもまれていました。

午後1時8分、まだまだ見ていたいですが出発。ヴァトナヨークトルはヨーロッパ最大の氷河で国土の8%を占めているそうです。1号線からもいくつもの氷舌が見られます。帰り道で一番見ごたえがあるのはスカフタフェットルからの景色でした。氷河の先端まで歩けたらと思って駐車場まで行って見ましたが先端まで結構距離があるようなので諦めました。

午後2時50分、キュルキュバイヤルクロイストウルのNIのスタンドで給油。6000krで23.56リットル、単価は254.6kr。

苔むした岩が広がる平原の途中で右手にパーキングがあったので入ってみました。綺麗な小川があってその向こうに雪を頂いた山々が連なっていてきれいでした。川の水に手を入れてみると雪解け水で冷たいです。

午後4時10分ヴィークの近くまで来ると右手に切り立った岩山が続き、カモメがたくさん飛んでいました。夏にはパフィンもいたのでしょうか。ヴィークを4時14分通過。丘の上に小さな教会があって素敵です。

午後4時35分、山を越えて海側に入る脇道をしばらく走ってブラックサンドビーチに着きました。駐車場はガラガラ。名前の通り砂が黒いです。波が高いです。海に向かって右手の海の中にディルホゥラエイが見えました。陸続きですが島のように見えます。断崖の高さは120mあるそうです。海に向かって左側に歩くとレイニスドゥランガルの奇岩が見えてきました。でも岩の柱は2本しか見えません。ヴィークのN1のスタンドから見たときは遠いですが全景が見えました。でもこちらの方が近いし、荒々しい波とマッチして面白い景色です。海に迫る崖にはカモメが沢山舞っていて巣を作っているようです。崖のふもと付近は玄武岩の柱がびっしり並んでいてこれも面白い景色です。砂浜を東に行くと玄武岩の洞窟もありました。

午後5時24分、1号線に戻りしばらく走ると、右手にスコウガフォスの滝が見えてきました。広い駐車場があります。緑の崖から流れ落ちる落差62m、幅25mの滝は青空に映えてとても綺麗です。近づくとしぶきで鮮やかな虹が架かってさらに印象的でした。滝は結構遠くでもしぶきが掛かるので防水カメラが活躍しました。

午後6時6分エイヤフィヤットル氷河や名もない滝を眺めながら1号線を走り、行きに寄ったセーリャランスフォスに寄ります。右手の山並みが切れたところをすぐ右折します。行きに寄っていたから気が付きましたが、表示がわかりにくく行き過ぎて戻りました。駐車場に着くと今度は結構人がいました。滝が西に向いているので光の加減がよく、綺麗な写真が撮れました。後は寄り道せずレイキャビックに向かって走ります。

レイキャビックに到着し一旦ホテルに戻って、昨日見つける事が出来なかった「シーバロン」をもう一度ネットで検索。何とか見つけて向かいました。海沿いの広い道をハルパコンサートホールから600mほど西に進むと右手に水色の平屋の建物が3棟あり、その2つ目の建物が「シーバロン」です。(ネットでは「シーグリフィン」)

お店の中はこじんまりした大衆食堂という感じで、天井には網やブイが、壁には海関係の写真の額が沢山飾ってありました。店内には長いテーブルが2つ、外にはテラス席があります。まずレジで注文して支払いをします。左手の棚に魚介の串のまだ焼いてないものが並んでいるのでそこからサーモンとエビを選び、スープも2人前頼みました。VISAとマスターカードが使えます。5600krでした。串は他にクジラやホタテ、タラ(コッド)、ハリバット(オヒョウ)、レッドフィッシュ(金目鯛)、モンキーフィッシュ、野菜などありました。
席について待っていると大きめのボールにたっぷり入った手長エビのスープとフランスパンが来ました。海老の出汁が効いていて濃厚で美味しいです。少々塩辛目ですがフランスパンの耳をつけて食べるのも美味しかったです。海老の身は柔らかいです。次に串焼きが焼きあがって運ばれて来ました。調味料はレジの横の棚から自分で選んで持ってきます。塩コショウやしょうゆ、その他いろいろなソースがありました。水もセルフで棚からとって来ました。掛けてみたソースは微妙な味。他に美味しいソースもあったかもしれませんが、塩コショウが無難かも。どちらも美味しいです。ボリュームがあってお腹いっぱいになりました。

暫くして店のオーナーの名物おじいさんが出てきてお客さんみんなに店の絵ハガキを配ってくれました。店を出ようとするとテラス席に日本人のカップルが食事をしていたので声を掛けました。女性はパリ在住、彼は東京からフィンランド経由で来てブルーラグーンで待ち合わせしたそうです。レンタカーでアイスランド一周されたとのこと。2人にテディフォス付近の道路の事も教えて貰いました。

ホテルに戻り、オーロラ観測の準備をして今夜はクヴェーラゲルシの方向へ。ホテルから30分くらいの所で1号線から脇道に入って2時間ほど頑張りましたが今夜も見られずホテルに戻りました。
9/6 ホテル・スンナの朝食は品数も多く、ハム、チーズ、トマト、スイカ、オレンジ、バナナ、ヨーグルト、ゆで卵、シリアル、ミルク、ジュースなどもあり美味しかったです。白が基調の明るい食堂でした。
今日はゴールデンサークルをまわり、レイキャビックで買物をして、ケフラビークのホテルにチェックイン後、ブルーラグーンに向かいます。

午前8時15分チェックアウト、出発。昨日は街を歩いたのが夜で写真も暗かったので、撮り直ししようと教会、ホットドック屋、シーバロンなど回って写真を撮ってから8時半レイキャビックの街を出ました。途中、トイザらスなどが入ったアウトレットがありました。N1に突き当たって左に進み、しばらく走って8時50分36号線へ右折。一番の観光地に向かうのにパタッと車がいなくなって道を間違っていない?と思うくらいです。道路はだいたい時速90kmで走れます。オートクルーズはホントに便利です。

午前9時10分シンクヴェトリルの高台側の駐車場に到着。まだ車もまばらで夜明かししたらしいキャンピングカーがいてバスタオルを干していました。駐車場横のお手洗いに行くと入口に駅の改札の様なゲートがあって有料になっていてコインを入れてバーを押して入ります。使用料は200Ikr(日本円で160円)ですがなんとクレジットカードが使えます。

中国人の団体さんのバスが来ていて何人かお手洗いに来たのですが、有料なのにゲートの横の隙間からお金を払わずに入ってきました。女性の中に一人男性がいたのですが、その人まで女性トイレに入ってきて、みんな大声で話して笑っていたのには圧倒されました。ブランドのバッグを持っていてセレブのようですが…。タバコの吸い殻も平気で路上にポイ捨てしていきました。

インフォメーションセンターの右側に展望台があり太平洋プレートとユーラシアプレートの分かれるアルマンナギャウと緑の湿原とシンクヴァトラヴァトン湖の眺めが素晴らしいです。ここから分かれたプレートが年間2㎝ずつ開いてその分が地球の裏側の日本付近で沈み込むそうです。インフォメーションセンターとの間の坂から地球の割目に降りて行きました。左側(西側)はずっと屏風のような壁が続いていて右側はじきに視界が開けます。道は舗装されていて500mほど行くと木で出来た雛壇がありました。千年以上も前にここで世界初の民主会議(アルシンギ)が行われたのかと思うと不思議な感じがします。平原の眺めもいい所です。さらに500mほど進むと左に小さな滝があって小さな池になり道路の下を通りまた滝になって道の右側に流れ落ちていました。来た道をまた戻ります。途中、階段で湿原の方に降りていけます。団体さんのバスは上の駐車場で乗客を降ろして下の駐車場に回り込んで待つようです。

駐車場に戻り、出発、36号線で湖の北側をまわり、湖と道路が分かれてじきに365号線に左折。放牧地が広がり、羊が放牧されていました。ロイガルヴァトン湖のほとりの町で37号線に左折。N1のガソリンスタンドがあったので給油しました。N1はVISAやマスターは使えますがアメックスが使えません。8000krで31.14リットル、単価は256.9krでした。B&Bが何件かあり、ちょっとしたリゾート地のようでスタンドの横のスーパーは結構品ぞろえが充実していました。

午前10時34分、ガソリンスタンドを出発しゲイシールに向かいます。途中で平原の中に一列に湯気が上がっている所があり、煙がモクモクと上がっている煙突のある建物がありました。後日ネットで検索するとEfri Rekirという所でボーリングして湧き出したお湯を近くの農場や別荘に供給しているようです。

午前10時53分、道なりに35号線に入りゲイシールに到着。37号線沿いの駐車場ではなく、正面入り口の向こう側をY字に右折して少し行ったところの駐車場に止めました。ほとんど車がいませんが、ストロックルに近そうです。ここから正面入り口に向かって下り坂なので観光バスが来て乗客を降ろして下の駐車場に行き、そこでピックアップするようです。

駐車場からすぐの所にまずゲイシールがありました。丸く温水がたまっていますが、水面は静かで、噴き上がる様子はありません。その少し下にストロックルがあり、人が集まっていました。ロープは張ってありますがすぐ近くまで行けます。待っていると急に噴き上がり、続けてもう一度噴き上がりました。30mほどの高さまで噴き上がりますがあっという間でした。しぶきが掛かりそうなくらい近いです。7~8分待っているとまた噴き上がり、今度は3回続けて噴き上がりました。他に何か所も湯気が上がっていてお湯がブクブクしている所もありました。駐車場に戻って車に乗るとき、ストロックルがもう一度噴き上がりましたが今度は1回だけでした。

午前11時27分出発、35号線を走って8分ほどでグトルフォスの駐車場に到着しました。グトルフォスはアイスランド語で「黄金の滝」とのこと。幅70mで一段目が落差10数m、2段目が30mほどの滝です。駐車場は上と下の2か所にあり、ます上の駐車場に止めてインフォメーションへ。売店やレストランもあります。建物の左側から遊歩道が続いていて崖下に降りる階段もありますが、まずは下りずに左に向かうと展望台があり、眼下にゴウゴウと流れ落ちる2段のグトルフォスが見えました。場所によって1段ずつしか見えない時もありますがしぶきが掛からないので防水でないカメラでも撮影できます。

遊歩道を戻り、一人は階段で景色を見ながら下に降り、もう一人は車に乗って下の駐車場へ止め直して合流。駐車場のすぐそばに展望台があり、人物と2段の滝を入れての記念撮影に良い場所です。遊歩道を下って滝に向かいました。水量も多く、滝のすぐそばまで行けるので迫力がありました。今回の旅行で滝を幾つも見ましたが殆ど天気に恵まれていたのに、残念ながらグトルフォスだけは小雨に降られてしまいました。
12時40分、グトルフォスを出発。レイキャビックに向かいます。


南下して、来た時と違う道で戻ることも考えましたが、お土産など買う時間を確保したかったのでカーナビで検索して、来た通りの道の方が早く帰れるとわかったので、同じ道で帰りました。

午後2時25分、1号線からレイキャビックの幹線道路の41号線に入り、レイキャビックで一番大きいショッピングデンターのクリングランに到着。41号線の左手に青い縦の看板が見えるので見つけやすかったです。無料の広い駐車場があり車を止めて建物に入りました。3階建てで1階にスーパー、3階にフードコートがあります。いろいろなブランドも入っていてとても広いです。150以上の店が入っているそうでここに来れば何でも揃うという感じです。コペンハーゲンの「タイガー」も入っています。

まずフードコートで食事をしました。フードコートにはサブウェイ、中華料理、ピザ屋さん、お寿司屋さん、カフェなどありました。「Sbarro」というピザ屋さんでサラミとマッシュルームのピザ(849kr)を、中華の「リッキー・チャン」でイカ天と魚天(1490kr)と飲み物を買って食べました。どちらも結構おいしかったです。お寿司屋さんの値段がすごく高いので驚きました。

午前11時20分頃、1階に降りてスーパー「HAGKAUP」でお土産を買いました。ビール(バイキングピルスナー149kr)、干し鱈(100g入り997kr、70g入り699kr)や観光地の絵の入った板チョコレート(100g229kr) など買いましたが結構高いです。合計15809kr。スーパーの中のお寿司屋さんのサーモンの握りが美味しそうだったのですが、お腹がいっぱいだったので諦めました。3階のお寿司屋さんと比べるとだいぶ割安でした。

午後4時半、クリングランを出てチョルニトン湖に行きました。白鳥が見られるかもと思いましたが、南に行ってしまったのでしょうか、鴨しかいませんでした。

レイキャビックを出てケフラビークのホテルに向かいました。
午後5時40分
アイスランダー ホテル イン ケフラビークに到着。ホテルの正面と地下に駐車場があり、正面駐車場に止められました。2人で1部屋1泊税込13224.59krです。部屋はツインルームで、シャワー付きで結構広いです。電気ポット、コーヒー、テーブル、いす、クローゼットがあり、TVは古いタイプでした。
ネットを利用しようと思いましたが、部屋では繋がらず、フロント付近のみとのことで、フロントの人に聞きましたが、プリントを渡され、ホテルのHPのからメールアドレスを入力して手続するよう言われたのですが、入力画面が開かず断念しました。

ホテルを出てブルーラグーンに向かいました。41号線をレイキャビック方向に戻り、43号線へ右折。両側は溶岩台地で何もない道です。5分ほど走ると右手にブルーラグーンへの看板がありました。
午後6時半
ブルーラグーン到着。世界最大の露天風呂で、隣のスヴァルトセンギ地熱発電所で地下2キロから汲み上げられたお湯を38度にコンピューター管理して供給しているそうです。隣には宿泊施設のブルーラグーンクリニックがあります。

ブルーラグーンの前には広い駐車場があり、黒い岩の間を抜けると入口がありました。受付で入場料5600kr+タオル代800kr、2人で12,800Krを払ってICチップ入りのリストバンドとタオルを貰って更衣室に向かいました。入り口のゲートでリストバンドを当てて駅の改札のようにして中に入り、廊下を進んで男女別々の更衣室に入りました。ロッカールームの前で靴を脱いで棚に入れ、開いているロッカーを開けて荷物を入れて水着に着替え、ロッカーのそばのパネルにリストバンドを当てて鍵を掛けます。バスタオルを持ってシャワールーム(個室もあり)に行ってシャワーを浴びてプールへ。

外に出ると結構寒いです。プールサイドの柵にバスタオルを掛けてプールに入ります。とても広くてお湯は青みがかった乳白色で、ちょっとぬるめですが快適な温度です。入った右手にはバーカウンターがあってワインやビール、水など飲めるようです。腕輪のICチップで購入、後程精算するそうです。お湯は少し塩辛いです。
真ん中の方に向かっていくと日本人のご夫婦が声を掛けてくれました。隣のクリニックに宿泊しているそうです。世界各地を訪ねておられて、今回はアイスランドに2週間滞在でレンタカー利用とのこと。先週この時期には珍しく雪が降って、雪を避けるために羊を大移動させていたそうで車道を使っての異動で車は羊待ちだったそうです。パフィンは先週かろうじて1羽だけ見られたそう。やはりもう南に行ってしまったようです。

プールサイドにパック用の泥の入った木箱があり、鎖でつないである大きなスプーンで中の泥をすくって掌にとって顔に塗りました。プールにいる人ほとんど全員がパックして顔を白くしていました。ご夫婦と写真もお互いに撮りました。
打たせ湯があったので行ってみましたが、結構な勢いでバチバチ当たる感じです。右の方に行くと岩の間に寝そべって入れるところがあり、温度もあたたかめで気持ち良かったです。左手の奥にある発電所から湯気がモクモク上がっていました。午後8時閉店ぎりぎりまで1時間ほど入っていました。適温でのぼせることもなく気持ち良かったので時間が許せばもっと入っていたかったです。
シャワーを浴びて着替えてフロントの出口へ。バスタオルと腕輪を返してフロントの向かいのショップに行ってみました。ブルーラグーンオリジナルのコスメがいろいろ売ってありましたが、結構高かったので買いませんでした。幾つかはテスターも置いてありました。

午後8時36分ブルーラグーンを出発。ケフラビークに戻って明日の朝早いので空港への道の下見をしてから晩ご飯を食べるところを探しましたが、もう遅いので殆ど店が開いていません。
午後9時45分
ケンタッキーフライドチキンを見つけて入りました。ここも閉店間際でした。チキン2ピース、ポテト、コーラ、コールスローを食べました。合計1547kr。
今日は雲が多いし明日早いのでオーロラ観測は断念してホテルに戻り荷造りをして就寝しました。
9/7 午前4時半起床
午前5時15分、部屋を出てチェックアウト。空港付近にガソリンスタンドがあるだろうと向かいましたが見当たらず、ケフラビークの街に戻ってN1で満タン給油。9018krで35.42リットル、単価254.6krです。もう一度空港に向かいました。

午前6時17分、レンタカーを返却。オフィスからシャトルバスで空港に送って貰いました。カウンターは混雑していました。日本人の団体さんもいました。チェックインして、荷物は大阪までOKですが、チケットはアイスランド航空の分のみ。残りはコペンハーゲンで発券して貰います。手荷物検査を終えて、ゲートに向かう途中のタックスフリーのお店を見ると、街中で買ったのと同じチョコがあり、税金がかからないので空港内の方が安くなっていました。今まで行った国では街中のスーパーの方が安いというのが普通だったのにショックです。でも沢山買って手荷物にするには重すぎたのでスーツケースに詰め込めてよかったということで妥協です。


午前7時45分ケフラビーク発のアイスランド航空FI204便にてほぼ定刻で出発。
デンマーク時間12時45分、コペンハーゲンに到着。自動発券機で大阪までの搭乗券を発券して、手荷物検査に向かうとすごく混んでいて結構時間がかかりました。

タイ航空TG951便にてコペンハーゲン出発。バンコクに向かいます。スウェーデンのマルメに向かう国境の橋が海底から出る所が見えました。スナックと飲み物が出た後、ハムとオムレツなどの食事が出ました。PCで充電のある間旅行記を打ち込みます。
9/8 バンコク到着前にもう一度食事がでました。カレーもあったのですが、後ろの方の席だったので品切れで食べられず残念。
午前6時バンコク到着。乗り継ぎのゲートに向かい、待合室で電源を探してPCを充電しました。
午前8時半、TG626便にて関空に向けて出発。今度こそカレーを食べたいと思ったのですが、朝食なのでお粥かソーセージとオムレツの選択でした。でもどちらも美味しかったです。
午後4時、無事関空に到着しました。